祝婚歌

祝婚歌  吉野 弘 作

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと
気付くほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうち どちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい


互いに非難することがあっても
非難できる資格が
自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい


正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気づいているほうがいい


立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり
ゆたかに
光を浴びているほうがいい


健康で
風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ 胸が熱くなるのか
黙っていても
二人には
わかるのであってほしい


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僕はこの詩が大好きだ。

友人の結婚式で紹介された時、こころに感動の衝撃があった。
あれから25年・・・・
しみじみと人生の素晴らしさを皆さんと分ち合いたい今日この頃です。

こんな素晴らしい詩を書かれた吉野弘さんに感謝です。
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by egaoclub | 2008-01-29 20:32 | ときめき笑顔
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